秋となり、生栗を調理する機会もあるのではないでしょうか。
栗は秋らしくて美味しい食べ物ですが、面倒なのが生栗の皮の剥く作業です。
簡単な栗の皮の剥き方があれば知っておくと便利です。
どうしたら栗の皮が剥きやすいのか、また皮むき器は便利なのか体験してみました。
栗の皮の簡単な剥き方はある?皮むき器は便利?
生栗は、秋になるとスーパーでも売られていますよね。
栗ごはんや栗の渋皮煮や甘露煮など、栗を作った料理に挑戦したいと思うこともあるのではないでしょうか。
素朴だけど、栗の控えめな甘さが味わえる栗ごはんは美味しいですよね。
でも、なかなか生栗に手を出せない人も多いのではないかと思います。
私も栗が好きで、岐阜へ出かけるとついつい栗きんとんを買ってしまいます。
栗が好きだから、自分で色々調理してみたいと思いつつも、栗の皮をどうやって剥いたら良いのか、面倒そうだしなという思いから、生栗を手にすることは避けてきました。
そんな私ですが、今年は知り合いから生栗をいただいたため、栗料理に挑戦してみることにしました。
生栗を焼いたり、蒸したりしても良かったのですが、せっかくならば何か料理に挑戦したいと思い、皮を剥くこととしました。
でも、生栗の下処理方法がよく分からなかったため、祖母に相談しました。
祖母は、栗の皮むき器を貸してくれました。
皮むき器があれば簡単に皮がむけるんだと思い、早速実践してみました。
皮むき器の扱いに慣れるまでに少しコツがいりますが、包丁で剥くより楽に皮が剥けました。
包丁よりは簡単と言っても、なかなか面倒な作業だなと思いながら、栗ごはん用に皮を剥き終えました。
まずは、鬼皮と言われる固い茶色の皮を剥き、その後渋皮を剥きました。
細かい部分は包丁で切り取りました。
栗ごはん用の生栗をとりあえず剥き終えて、休憩を取りつつ、もっと簡単な方法がないのかと疑問を感じました。
そこで皮むき器を貸してくれた祖母に経過報告したところ、生栗そのまま剥いたことに驚かれました。
生栗そのまま剥くと、いくら皮むき器を使っても、皮は剥きにくいよと言われました。
水に一晩生栗をひたしておくか、熱湯に生栗を入れてそのまま冷めるまでおいてから皮を剥いたほうが剥きやすいと教えてくれました。
私がそういった下処理方法のコツを知っているものと祖母は思っていたようでした。
栗の甘露煮も作ってみたかったため、残りの生栗は祖母から聞いた方法を実践してみました。
1日で作業を完了させたかったため、熱湯に生栗という方法で生栗の皮むきをしてみることにしました。
お湯を沸かし、沸騰したら生栗を入れて、2分ほどしたら、火を止めて冷めるのを待ちました。
冷めたところで、栗の皮むき器で皮を剥いてみました。
実施してみた感想としては、皮の剥きやすさは熱湯に入れた今回の方法の方が明らかに高かったです。
鬼皮が一度に大きく剥けて、作業時間も短くなりました。
栗の渋皮煮を作るのであれば、今回の方法で皮を剥くと楽に下処理ができると思います。
渋皮を剥くときも皮が柔らかくなっているため、ずいぶん剥きやすくなりました。
栗の皮は剥きやすくなり、簡単になった状況ですが、気になったことは栗が柔らかくなってしまい、剥いている最中に栗が割れてしまったり、身が剥がれてしまったりしたことです。
渋皮もつるっと剥けるところもあったのですが、まだコツがつかみきれていないのか、生栗をそのまま皮むきしたときより、形がボロボロになってしまったものがありました。
家で食べるだけですので、見た目はそれほど重要ではありませんが、とても市販されているような状況の見た目にはなりませんでした。
その後、栗の甘露煮を作ってみましたが、形はやっぱりいびつですね。
クチナシを入れると、栗の色が鮮やかになるそうですが、今回は準備が間に合わず、クチナシを入れずに煮てみました。
生栗の皮の剥き方を簡単にする方法としては、いきなり皮を剥くより、熱湯に入れてから作業するほうがお勧めです。
また、専用の皮むき器があれば、包丁より手を傷つける心配も少なくなり、簡単です。
作業に慣れれば、作業時間や効率もアップすると思いますので、色々試してみて生栗の皮むきを実施してみてください。