干し柿作りをする中で、熱湯消毒する人も多いと思います。
熱湯消毒といっても、どうやって、どれだけの時間やったらいいのか悩むのではないでしょうか。
熱湯消毒の方法や時間について、実体験からお伝えします。
干し柿作りで熱湯消毒のやり方と漬ける時間
干し柿づくりにおいて、心配なのがカビの発生です。
カビ防止のため、様々な対策をしていると思います。
私は、手軽にできる熱湯消毒を活用することにしました。
熱湯消毒と言っても、グツグツ柿を煮込むわけではありません。
皮をむいた柿を5~10秒程度表面を熱湯につけるだけで大丈夫だそうです。
わずか数秒の手間ですが、これがカビ防止に役立つそうです。
熱湯消毒は、柿を熱湯につけるわけですが、枝がT字に残っている場合は簡単です。
皮をむいた柿にひも等をつけたら、その状態で熱湯につけて、そのまま干せば良いだけです。
もし、枝がT字になっていない等の状況でうまく吊るすことができなくても、どうにかなります。
私の場合、初めての干し柿づくりの時は、ほとんどひもをつけるのが困難でした。
約20個近い柿のうち、2個以外は干し網で干し柿を作りました。
ひもを柿につけられないため、皮をむいた柿を熱湯に入れて、穴のあいたお玉で取り出して、そのまま干し網にのせました。
柿をトングなどでつかもうとしましたが、うまくつかめなかったため、お玉を活用しました。
お玉をつかっていたこと、さらに何個も一度に柿を熱湯に入れてしまったため、もたもたしてしまいました。
そのせいで、5~10秒で柿を熱湯から取り出すことが難しくて、柿によっては30秒近く熱湯に入っていました。
若干柿の表面がふにゃとなったかなと思いましたが、大きく柿の様子は変わることはありませんでした。
熱湯消毒の秒数に拘らなくても、熱湯に漬けすぎても問題なく干し柿ができるというのが、私の実体験です。
干し柿が出来上がった時には、どれが熱湯にたくさん浸かっていた柿かどうか分かりませんでした。
どの干し柿も美味しく出来上がりました。
また、柿にカビが生えることもありませんでした。
カビ対策はしておく方が、干し柿づくりにとっては大事だなと思います。
細かいことは気にしなくとも、美味しく出来上がるため、最初に少し手間をかけ、美味しい干し柿づくりを進めるのがおすすめです。