干し柿は、渋柿の品種の違いによって仕上がりはどう変わるのでしょうか。
今年は、市田柿、筆柿、愛宕柿の3種類を作成しました。
3種類すべてが出来上がった段階で比較してみました。
手作り干し柿が完成!渋柿3種類使って作ってみました
今年は、3種類の渋柿を使って干し柿を作りました。
干し柿にする前の柿の状態が異なったこともありまして、仕上がりはそれぞれ少しずつ変わりました。
11月中旬に作った市田柿は、柿がそれぞれ小さめで天気に恵まれました。
見た目はずいぶん柿が小さくなり、かたいのではないかと見える印象です。
でも、食べてみると中身は柔らかく仕上がりました。
11月下旬から作り始めたのが、愛宕柿です。
市田柿と比較すると、一つずつが非常に大きい柿です。
市田柿に比べて、柿の表面にしわが寄るのが遅かった印象です。
市田柿に比べると、仕上がったとき、触ると中の柔らかさがよくわかる感じでした。
食べてみると、触った感じがそのまま食感になる感じです。
一つの干し柿が大きいため、カットして家族で分けっこして食べることもありました。
12月上旬から筆柿は作り始めました。
柿が熟しすぎていたこともあり、初めてカビが生える体験もした干し柿です。
カビが生えなかった柿もあり、ひと安心でした。
もともと柿が柔らかかったため、仕上がりが、他の2種類とは全然違います。
何となく表面がベタベタしてしまった干し柿が多くて、それらは保存せず早めに食べました。
おそらくもともと固めだった状態の柿は、他の渋柿同様に表面がよく乾燥して、中は柔らかく仕上がりました。
筆柿の干し柿は、何となく甘柿に近い感じの味がします。
干し柿独島の味が苦手という人でも、筆柿の干し柿は食べられると思います。
渋柿の種類によって、干し柿の仕上がりが大きく変わることを最初は想像していました。
でも、それほど大きな変化はないのかなというのが正直な感想です。
まったく同じ条件で干し柿が作れたわけではありません。
そのため、完全な比較はできませんでしたが、どんな渋柿であっても美味しい干し柿になるということは分かりました。
翌年も再び渋柿を入手できる機会にであったら、挑戦してみたいと思います。