寒さが厳しくなってくると心配なのが、
インフルエンザに加え、ノロウイルスですよね。
インフルエンザと違って、
予防接種があるわけではありませんし、
対策方法に悩む人が多いと思います。
また、消毒方法に工夫が必要なので、
その辺りも気になりますよね。
ノロウイルスの流行時期
ノロウイルスは、主に冬に多く発生するものです。
流行は、10月頃から始まり、
12~1月にピークとなります。
インフルエンザの流行時期と重なる部分が多いため、
この時期は、病院も混雑するし、
病院へ行くと、余計な感染症にかかりそうですし、
可能な限り、健康を維持したいですよね。
感染経路は、
- 感染した人が調理したときの手指を介した二次汚染
- 汚染された食品や二枚貝。汚染された食品が接した調理器具
- 感染者の嘔吐物やふん便等。手すり、ドアノブ等からの二次汚染
となります。
冬の美味しい食べ物である牡蠣の時期は要注意な時期ということになり、
牡蠣の調理には気を付けたほうが良いということにもなります。
ノロウイルスのお手軽対策
どの感染症対策でも大切ですが、
やはり基本となるのは手洗いです。
正しい手洗い方法をすることが大切です。
親指の周囲や指先、手首周辺を洗い忘れることが多いため、
しっかりと手全体を洗うことがポイントです。
特に注意した方が良いタイミングは、
感染経路を考えると、
- トイレの後
- 調理前後
は、気を抜かない方が良いです。
また、結構忘れがちですが、手を拭くタオルを
マメに交換することも大切です。
手洗い以外に家庭で手軽にできる対策としては、
食品の十分な加熱処理です。
ノロウイルスが心配される食品の場合は、
85~95℃で90秒以上がよく言われる目安です。
長時間の調理が必要なわけではないため、
牡蠣やアサリなど二枚貝を調理するときは、
十分な加熱がおすすめです。
ノロウイルス対策として、どんな消毒が有効か
ノロウイルス対策として、
一般的な消毒として使われる
アルコール系のものは、有効ではありません。
次亜塩素酸ナトリウムが配合された消毒薬が有効です。
商品名だとミルトンやハイターなどが当てはまります。
鼻につくにおいが特徴的で
漂白作用があり、金属を腐食する作用がある消毒薬です。
消毒は、消毒液の濃度が高いから、
効果が高いわけではなく、適切な濃度で使用することが大切です。
ノロウイルス対策としては、
0.02%次亜塩素酸ナトリウムの濃度がよく言われます。
薄める方法は、使用方法に記載されているため、
それを守って対応することが感染対策としては重要です。
私は、薄める作業が面倒なため、
キッチン泡ハイターを活用しています。
キッチン泡ハイターは薄める必要はなく、
そのまま使えるため、手軽に活用できます。
ノロウイルス対策だけでなく、普段の生活でも活用できるため、
ちょっと割高感があるかもしれませんが、便利です。
消毒薬は適切な濃度で、正しく使ってこそ有効です。
皮膚への刺激も強い消毒薬ですし、
使用方法は良く理解して対応してください。
ノロウイルスは、感染力が強く
周囲へ飛散してしまうと、被害が広がるため、
慌てず落ち着いて対応することも大切です。