安納芋は、甘くて美味しいさつまいもというイメージですよね。
家庭菜園でも安納芋が育てられます。
せっかく育てた安納芋は、美味しく食べたいものですよね。
安納芋の収穫後の保存方法や食べ頃は、事前に知っておくのがおすすめです。
安納芋を収穫してすぐ食べたら美味しくなかった
私の家庭菜園での楽しみは、色々な野菜を少しずつ味わうことです。
たくさん収穫することがメインではなく、興味がある野菜を育ててみることを楽しんでいます。
そんな私が選んだ今年の栽培野菜の一つが、安納芋です。
安納芋というと、糖度が高く甘味が強いイメージがあります。
焼きいもにすると、何もしなくても甘味が強く、ねっとりした食感が味わえて最高ですよね。
そんな安納芋が自宅でできたら、美味しい焼きいもや干し芋ができるのではないかと思い、秋までゆっくり育ててきました。
そして、10月になり、他のさつまいもと一緒に安納芋も収穫しました。
さつまいもができているか心配しましたが、2株しか植えなかったけど、満足できる量の安納芋が収穫できました。
無事収穫できた喜びもあり、収穫した中でも小さなものや折れてしまったものをさっそく食べてみることにしました。
安納芋と一緒に収穫した紅あずまと、蒸し器で蒸かし芋を作ってみました。
蒸かし芋を作ってみてショックなことが起きました。
見た目は安納芋の方が黄色くて皮も薄くて美味しそうでしたが、食べてみると紅あずまの方が美味しかったんです。
一口ずつ食べてみて、この安納芋だけかと思い、他の安納芋も一部折って食べてみましたが、残念ながら味は変わりませんでした。
収穫したときは、安納芋にはアリが群がっていて、きっと甘さがあるからだと思い、美味しさに期待していました。
それだけにどうしてこんなに甘みが出ないのかと非常にショックを受けました。
来年のために作り方を失敗したのか、何が間違ったのか調べてみました。
そこで一つ大きな間違いに気づくこととなりました。
安納芋は、収穫後熟成することが必要な野菜でした。
1か月程度熟成するほうが糖度が増し、美味しく食べられるさつまいもということを知りました。
収穫直後の安納芋が期待したほど甘くなかった理由の一つが、この点にあったことを知り、少しホッとしました。
大きく育っていた安納芋は、土を軽くとり、余計な根っこをとり、天気が良い日に外に干しました。
そして、現在は涼しくて風通しの良い場所に保管して、熟成期間を待っています。
もっと寒くなってきて、美味しい安納芋の焼きいもが楽しめることを期待して、しばらく待ってみることにしました。
美味しくなかった蒸かし芋は、干し芋にしてみたら糖度が増すかと思い、干し網で干してみました。
でも、元々干し芋をやるつもりで準備しなかったため、天日干し、気温の調整が上手にできず、残念ながら干してから3日後にカビが生えてしまいました。
市販されている安納芋は熟成期間が終えられているものが多いと思います。
家庭菜園など収穫直後の状態に出会うことがあれば、熟成期間が必要だということを念頭に保存し、食べ頃を見極めることを忘れないようにしてくださいね。