妊娠中に体験した変化やストレスと対処方法
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妊娠、出産、子育てにどんなイメージがありますか?
幸せなことが多いですが、ストレスや苦労も多いものです。
妊娠中は1年に満たない期間ですが、変化は予想以上に大きいです。
私が妊娠中に感じた心身の変化と対処方法について紹介します。

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妊娠中のストレス、変化について

妊娠中に感じるストレスは、理想としてはできる限り小さくしたいですよね。
妊娠中のストレスにより、赤ちゃんにまでストレスをかけるのは避けたいと感じる人が多いと思います。
妊娠したことを告げると自分自身だけでなく、周囲から喜ばれます。
テレビや雑誌などを見ていると、妊婦さんがすごく幸せそうに見えますよね。
でも、実際には不安も多く抱える人も多いのではないでしょうか。
周囲からマイナスイメージを多く言われる妊婦さんは少ないと思いますので、妊娠中に感じるストレスを周囲へ打ち明けにくい人もいるのではないでしょうか。

妊娠、出産、育児は、人生に多大な変化をもたらします。
家族との関係性も大きく変化します。
妊娠したいと思っていた女性であっても、いざ妊娠すると今後への不安を感じるところがあると思います。
晩婚化が進む中、30代で初めて出産する人も増えています。
30代というと、仕事でもある程度立場、役割がある状況であり、産休、育休を取得することによるデメリットを心配することもあると思います。
周囲が理解してくれる職場ばかりではありませんし、保育園への入園が困難な地域に住んでいれば、仕事復帰への不安も多大になります。
予定通り妊娠できるとも限らず、不妊治療を経て妊娠したり、思っていた時期ではない時期に妊娠したりとうまくいかないものです。
妊娠はそれだけ神秘的であり、運命的な出会いであると思いますが、変化を受け入れるには結構苦労するものです。

良いイメージを妊娠、出産、育児に対して感じることは良いことです。
でも、実際のところデメリットも多くあります。
私が感じた妊娠中の変化について、また対処方法について次へ紹介したいと思います。

妊娠中に感じた私の変化と対処方法

婦人科との付き合いが20代から継続的にあった私にとって、妊娠できるかどうか非常に不安でした。
医師からも妊娠しにくいと思うと言われていたため、自然妊娠が難しければ、早い段階で不妊治療を開始することも当初から考えていました。
結婚が30代に入ってからだったため、妊娠を希望するのであれば、対応は早い方が良いと感じていました。
そんな状況でしたが、結婚後1年を待たず、妊娠することができました。
本当であれば、保育園入園や仕事復帰のタイミングを考えると、遅くとも年度の前半に出産できるようにしたかったわけです。
でも、月経周期も長かった私にとって妊娠できる機会も限られたため、そこまでタイミングを考えている余裕はありませんでした。
結果としては秋生まれの子どもを授かりました。

妊娠したことによるメリット、嬉しいことは、周囲から色々と聞く機会がありますよね。
でも、マイナスなことはあまり聞く機会が少ないのではないでしょうか。
今回は、私が感じた妊娠中のマイナートラブルを紹介することで、自分だけじゃないと少しでも気持ちが穏やかになってもらえたらと思っています。

妊娠経過とともに感じた身体の変化、心の変化について、それぞれ書いてみたいと思います。
私なりの対処方法も一緒に紹介します。

妊娠中の身体の変化について

妊娠初期の急激な眠気

〇吐き気はほぼなく、悪阻症状も少なかった妊娠初期ですが、周囲に理解されにくい急激な眠気に襲われることが多く苦労しました。ミントのガムやタブレットを食べてみたり、身体のストレッチをしてみたりしましたが、眠気は改善されませんでした。
 やむを得ないため、上司に申し出て、職場で休ませてもらったり、早退させてもらったりしました。通勤時間が1時間半近くかかっていたため、朝から調子が悪いときは、思い切って休ませてもらったこともありました。眠気症状に対して理解は得られにくかったですが、周囲に理解を求めて、眠気に無理に打ち勝とうとせず、少し寝るのが一番の私の対処方法となりました。

妊娠中の腰痛

〇元々腰椎にトラブルが生じやすい関係もあり、腰痛に悩まされることがありましたが、妊娠初期は妊娠したことによる影響なのか、腰痛を感じました。このまま腰痛が悪化すると、出産に差し支えると思い心配しましたが、妊娠初期以外は腰痛を感じることなく経過できました。
 トコちゃんベルトが有名ですが、私はワコールの骨盤ベルトを妊娠4か月後半から使用してきました。

妊娠中に足をつることが増えた

〇妊娠7か月頃、深夜に足をつりました。深夜2時頃に左足、朝方5時ごろに右足をつりました。普段の生活で足をつる経験がなかったため、非常に驚きましたが、これ以来足をつることはありませんでした。でも、運転を1時間ぐらいしていると足をつりそうな感覚を覚えることがあり、途中で休憩しながら運転するようにしていました。

産休に入った後に強い眠気

〇産休に入った後ぐらいから、妊娠初期の頃のように強い眠気を感じるようになりました。産休に入ったからと色々やろうと思っていたこともありましたが、身体のだるさ、眠気があり、ふと気がつくと寝てしまうことが多くありました。
 産休に入っていたこともあり、予定がないときは仮眠をとりつつ、生活しました。こんな生活のために産休後体重の増加量が増えてしまったため、調子が良いときは散歩したり、近くのスーパーまで歩いて買い物へ出かけたり、いつもできない家事をしたりして過ごしました。

妊娠中のむくみ

むくみが生じる妊婦が多いようですが、私はそれほどむくみは生じることなく妊娠中経過しました。それでも多少のむくみは生じるため、夕方は普段より靴が窮屈に感じることが増え、窮屈感が少ない靴をはいたり、暑い時期を経過しましたが湯船につかったりして対処しました。足のマッサージもしてみました。

耳の聞こえ方の変化

〇妊娠初期からずっと継続したことですが、時折耳の聞こえ具合が変化しました。症状としては、自分の話す声が反響する感じでした。仕事をしながらの生活だったため、耳の調子が悪いことは不快でした。
 対処方法が見つからなかったため、妊娠中だから仕方がないと思い、諦めて生活しました。私の友人も同様の症状に見舞わせていたようですが、産後はすっかり改善したということでした。

温度の感覚が鈍くなる

〇外気温の感覚が鈍るのか、寒いのか暑いのかという感覚がよく分からなくなりました。冷房の温度や風量を強くしすぎてしまったり、冷房の強い環境下で薄着で過ごしてしまったりしてしまいました。
 自分の感覚が頼りにならなかったため、温度計を確認してみたり、周囲の人に聞いてみたりして対応しました。妊娠中は体が熱くてたまらないという人もいるようですが、私はその感覚はありませんでした。

歩くスピードが遅くなる

〇妊娠週数が進むにつれて、歩く速度が遅くなりました。それまでウォーキング、ハイキングが好きで歩くことも多かったわけですが、妊娠してからは疲れやすくなり、息切れをすぐしたり、お腹が張ってしまったりしたため、無理のない範囲で歩くようにしました。

お腹がすく

空腹感に悩まされることが多くありました。体重増加が心配だったため、あまり食べたくなかったのですが、普段の食事量と生活では妙にお腹が空いてしまうことが多く、間食をしたり、少し主食を多くしたりしました。食べ物の好みが変わることもあるようですが、私にはその変化はありませんでした。

寝づらくなる

〇妊娠5か月あたりに生じた腰痛の時期から寝づらさを感じるようになりました。その後、お腹が大きくなるにつれて、普段仰向けで寝ていますが、仰向けで寝ることが大変になりました。
 早い段階から抱き枕を使うことにより、寝づらい感じは改善されました。

妊娠中の肌荒れ

〇思春期に肌トラブルを感じることなく経過してきた人生だったにも関わらず、妊娠してからはこれまでに感じたことがない肌荒れを体験しました。何となく肌全体が乾燥しているっぽい感じがして、保湿剤を塗っていました。一番酷く症状が出たのは、顔の肌荒れです。目に見えるところが肌あれすることにショックを受けました。吹き出物があちこちにできてしまい、治ったかと思うとまた発生するようなことを繰り返していました。あまりにも繰り返すため、妊娠中だから仕方がないと思い、諦めました。

妊娠中の精神面の変化について

不安になる

〇妊娠初期の頃、臨月近くになってきた頃は、何ともないことで不安になったり、なぜか涙が出たりすることもありました。その感じは毎日ではなく、全身のだるさがあるときや夜眠れないときに時々発生しました。
 きっとホルモンの影響だろうし、継続的ではないから大丈夫だろうと思い、いつも通りに過ごして経過しました。

ストレスがたまる

〇つわり症状も軽く、お腹の張り止めを内服することもないような経過だったため、日常生活はそれほど制約されていませんでした。でも、妊娠していない時期と同じように行動することは難しく、自分と赤ちゃんのためと思いながらも、我慢する生活はストレスでした。
 旅行好きな私ですが、遠出して何かあったときの不安があったため、近場の旅行先を楽しんで過ごしました。出産後も育児に追われ、自由にならないと思うと、妊娠中が最後の自由な時だと思っていたわけですが、それほど自由度がない生活に苦痛でした。産後、子どもとともに楽しむ新たな楽しみを見つけたらいいと思うようにして、できる範囲のことで妊娠中は楽しむように心がけました。

イライラしやすくなる

〇妊娠中は、いつもよりイライラしやすかった状況が多かったです。基本的には楽観的な性格のため、ちょっとした文句は言いつつも怒りをストレートにぶつけることは少ないタイプの私でした。でも、妊娠中は怒りをコントロールする前に相手にぶつけてしまったことがありました。夫を含め、家族や周囲の人の何気ない言葉や態度が怒りにつながることがありました。自分でもその状況が望ましくないことは分かるレベルだったため、相手の反応を見て、さらに自分の負担になることもあり、気持ちのコントロールの難しさを痛感した状況が時々ありました。周囲からは元気そうに見えるだけに、精神的な波や身体の何とも言えない不快感が理解してもらいにくくて、そのもどかしさもイライラにつながったのかもしれません。
 一番接することが多い家族には、妊娠中はこういう状況もあり得ること、産後も同様になる可能性があることを調子が良いときに伝えて、理解を求めるようにしていました。

精神的に落ち着かない

〇自分の心配度と家族の心配度の差があり、なかなか精神的に落ち着かない感じがしました。何があるか分からないのが、妊娠生活です。そのため、自分としては今のタイミングでその都度相談したいことがあったわけですが、家族はそのタイミングではないのか、私が求めるほどの相談ができないことがありました。出産や子育てへの不安はありつつも、どうにかなるはずと信じて生活していました。それでもやっぱり不安が払拭しきれるわけではありません。「大丈夫」「何とかなるよ」「やれるよ」と言われても、ストレートに受け入れきれない状況もありました。
 普段の生活でも当然ですが、自分の気持ちや状況を相手に十分分かってもらうことは難しいものです。不安なこと、自分が思っていることは、まず話をしてみるということが大事だと思い、これが父性を育てること、また家族とともに赤ちゃんを迎え入れていく準備につながると思って、コミュニケーションを積極的にするようにして過ごしました。

まとめ

おそらく私の妊娠生活は、まだストレス度が低く、快適な経過だったと思います。
早期に入院することもなかったし、病院へ駆け込むこともなく経過しました。
そんな私があれこれストレスに感じたことを伝えるのはどうかなと思いますが、きっとどんな妊婦さんであれ、少なからず妊娠したことによる負担が発生するはずなので、そのことが共感してもらえたらいいかなと思い、私の経過を紹介しました。

出産をサポートしてくれる人はいても、最終的に頑張るのは出産する自分自身しかないんですよね。
赤ちゃんだって自分たちに会いに来てくれるために頑張ってくれているわけなので、そこを理解しつつ、前向きな気持ちをもって、妊娠生活を過ごし、出産に向かうことが大切なんだろうと思っていました。
マイナスなことばかり伝えましたが、赤ちゃんの成長の様子を一番に感じられる妊婦生活は幸せなこともあるわけです。
人生において何度もある時期ではないですので、自分なりのマタニティライフを過ごせるといいのかなと思います。

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